女性社長ブログ
(右からシックス・アパート社代表取締役 平田様、私、シックス・アパート社藤田様)
2025年11月29日(土)に、1年に一度開催されるMovable Typeのユーザーコミュニティが主催する「MTDDC Meetup Tokyo 2025」に参加してきました。
今年は時勢柄、AIを絡めたセッションが多くありました。
その中で、AIがますます浸透していくと、WEBサイトが担う役割は今後、どのような変化を遂げていくのか?というお話がありました。いくつもの興味深い示唆があったのですが、その中でWEBサイトに来たユーザー行動について気になったのでお話します。
WEBサイト内の知りたい情報へ辿り着く現状のユーザー行動
1。自分で検索してWEBサイトに辿り着く
2。WEBサイトのメニューなどから、探している情報がどこにあるか推察し、クリックする。
3。探してもわからない、または始めから検索で情報を探す。
というものです。
それが将来的には、AIがサイトに来た人をおもてなししながら、つまり「会話を重ねながらユーザーの知りたい情報へ誘導するようになる」という事でした。
WEBチャットは、AI搭載でないものを、弊社でも5年前に開発した事を思い出しました。MovableType.netのセキュリティの高さと安定性を地盤としてDATA APIを介して受け答えのコンテンツとして利用しています。
具体的に、どのような仕組みでできているか、ご説明します。
・MovableType.netの1つの配下ブログを利用するので、ドットネットの1つの契約が必要。DATA APIでやりとりしてWEBチャットを表示させます。
・WEBチャットを実装できるのは、当該ドットネットのサイトか、全く別のWEBサイト(どのような組成のサイトでもおそらく可能)かその両方です。
実際のWEBチャット(MtoMのサイト)でご説明。
・固定のメッセージはWebページの本文文言を利用
![]()
(MtoM ウェブチャットブログの管理画面 ウェブページ一覧)
通知:アイコン表示時のメッセージ(本文:ウェブチャットでご案内します)
準備中:作成途中の場合(恐れ入ります、ただいまこちらの説明文は準備中です。)
該当なし:自由入力において文言がヒットしない場合に表示(該当するご案内項目が無いようです。別の単語でお試し下さい。「一覧」とご入力いただくと最初の選択肢が表示されます。)
自己紹介:WEBチャットがクリックされて最初に開いた画面で出すメッセージ(お探しの内容を選択下さい。ご不明な場合は、お探しの内容を「単語」でご入力下さい。)
・選択肢を表示し、求める情報を絞り込ませ、回答。(回答とは記事本文を表示)
・選択肢の表示とその答えは、カテゴリーとそこに属する記事内容を利用してツリー構造に作成します。
この例では、サイト制作の概算を知る事ができるように作成しています。
例)1.「MtoMチャットお見積もり(ウェブサイト構築)」→選択肢表示+1の記事本文を表示→2.配下の次カテゴリ一覧→選択肢表示+2の記事本文を表示
というような具合でチャットが進みます。
(MtoM ウェブチャットブログのカテゴリ一覧の管理画面)
・自由入力の際の応答
ツリー構造の選択肢(カテゴリ)の応答は、そのカテゴリに属する記事を利用しますが、その記事にキーワードを仕掛けると、そのキーワードにヒットした場合、その記事が表示されます。
どこにも属さない記事を作ってキーワードを仕掛けた場合も同様に作用します。例えば自由入力欄に「クリスマス」と入力してみてください。
クリスマスの記事を作り、キーワードにその文言が入力されているので表示されます。
![]()
(MtoM ウェブチャットブログの記事編集画面)
・ドットネットの仕組みを利用しているので、AI利用等の余分な費用や工数がかからない。
・編集者が受け答え内容を簡単に編集、追加できる。
・受け答えに関しては、記事作成で相当な拡張も可能。
・アイコンやチャット画面デザインは変更可能。
WEBサイトでAIがコンシェルジェのように機能しているサイトも増えてきてはいると思う。AI搭載のチャットは、商品ページが数千以上あるような販売サイトなどでは、特に有用に思う。
AIを搭載していない弊社のWEBチャットの魅力は、運営側の意図的な誘導、表示ができる所にあるかと思う。またこちらの提供したい情報以外の用途利用はバッサリ切り捨てられるので、無駄にチャットを占有される事もない。
弊社WEBチャットをご導入いただきやすくするクリスマスプレゼントをご用意。
MtoMのサイトのWEBチャットに「プレゼント」とご入力ください。(画像はAIで作りましたw)
私は個人的にはAIとの会話すら面どいと思ってしまうタイプ。
なので、WEBサイトは数クリックで欲しい情報にたどり着けるように情報整理と構造設計、タイトルの言葉選びが最も重要と考えています。
心安らぐ年末年始をお迎えください。
![]()